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大都市のひとり暮らし高齢者と社会的孤立

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王子さまを40歳まで待ってみた

オトナの女のマネーBOOK

「ひとり暮らし」の人生設計

負け犬の遠吠え

シングル化する日本

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『ひとり老後を快適に暮らす本 』 

豊田眞弓・佐川京子 アニモ出版  2012年9月 


終活本として、あまり目新しい内容はありませんでした。

しかし、さすがに著者が両名ともファイナンシャルプランナーということも
あり、家計管理や、老後資金の準備と確保、保険関連、相続知識など、
お金関連の記述は充実しています。

また、自分の課題の確認や資産、貯蓄目標額を知る、といった表や
ワークシートのひな型もいくつか記載されていて、きちんと活用すれば
役に立ちそうです。


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『にじ色ライフプランニング入門 』 

永易至文 にじ色ライフプランニング情報センター 2012年4月 
 

先日、知り合いの社労士さんに、こんな本があると教えてもらいました。

サブタイトルは『ゲイのFPが語る<暮らし・お金・老後>』です。

同性愛者向けという切り口になっていますが、内容は非常にベーシック。

「ゲイ」を「シングル」に読み替えれば、タイトル通りライフプランニングの
入門用テキストとしても充分使えそうです。

確かに、同性愛者は結婚をせず、子供もいない人が多いでしょうから、
シングルのカテゴリーの中に内包される存在なんですね。


この本の内容が、奇をてらったものでなく、非常に基本的であるのは、
始めの方に書いてある下記の箇条書きを見てもよくわかります。


【ライフプランニング、ここが肝!】

・給料から自動積立し、積み立てた分ははじめからなかったものと思う。

・借金をしない、カードを持ち歩いて買い物しない、収入の範囲内で暮らす。

・「病気をしない」が貯蓄の第一。出費抑制と健康維持のためにタバコは止める。

・自分の社会保険の加入状況や受給についてよく理解する。

・所得税の算出方法を理解し、使える所得控除は最大限使い、節税を行う。

・住まいは購入と決めてかからず、自身のライフプランと合わせて検討する。

・生命保険、医療保険には入らない。入院用貯金100万円を用意しておく。

・発病、事故、突然死は自分にもある。緊急連絡先や発見してもらえる体制を
 作る。

・親の介護や終末期について、状況をシミュレートしてみる。

・親の遺産となりそうなものを把握し、相続税がかかりそうなら対策を検討する。

・45歳以降、5年ごとにキャッシュフロー表を作り、見通しをつけてみる


・40歳から毎年50万円貯蓄し、60歳の退職までに1千万円貯める。

・55歳になったら定年以降のお金や住まいについて見通しをつける。

・万一に備えて「医療における意思表示書」や財産処分のための「遺言」を
 作成する。

・判断能力の衰えに備え、財産管理の委任のための任意後見契約を検討する。

・葬儀や死後の希望については、「エンディングノート」などに書き記しておく。



本書の帯には「老後の来ないゲイはない!」とありました。
ゲイのみならず、生きている限り老後の来ない人はいません。

不安や気になることについて、先延ばしにせず、せめて情報だけでも収集
しておくことが重要だと、改めておもいました。


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おひとりさまの終活 −自分らしい老後と最後の準備
 
中澤まゆみ 三省堂 2011年9月  


前回に引き続き、今回も「終活本」です。

昨年頃から「終活」というものはブームになっているんですね〜。
本もたくさん出版されていますし、エンディングノートも注目されています。
さらに、泊まってエンディングノートを書くツアーまであるらしいです。


著者は以前この本棚でも取り上げた
『おひとりさまの「法律」』 や『男おひとりさま術』  を書いた人。
つまり、この本はおひとりさまシリーズの3作目になります。

そのためか、情報量が半端ありません。
目次だけで7ページもあります。

「おひとりさま」とタイトルにはありますが、シングルのみならず、
自分や親の「老いじたく」が気になり始めた人なら、1冊家に置いて
おいても損はないでしょう。

最後に、著者がつくった
「おひとりさまの老後の見守り10か条」をご紹介しておきます。

1.健康は日々の備えから
2.かかりつけ医をつくる
3.介護保険制度を知っておく
4.行政と民間の見守りサービスを知って使いこなす
5.遺言やリビングウィル(事前指示)を書いておく
6.緊急医療情報を用意しておく
7.在宅医療について知っておく
8.成年後見制度を知っておく
9.無縁よりも多縁。頼れる仲間をつくる
10.健康状態に合わせた、自分仕様の見守りネットをつくる


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『おひとりさまの幸せな死に方(エンディング) 』

 月山きらら 長崎出版  2011年8月  
 

副題に−孤立死、家族葬、納骨堂、イマドキのお葬式− とあるとおり、
「終活」(「最期」の時に向けて、葬儀やお墓の準備を始めることを指す造語)
についての本です。

おひとりさま自身のみならず、いつかは喪主にならざるを得ないかもしれない
親の葬儀等も想定した最近の情報が提供されています。

著者がイラストレーターだけあって、イラストが多用されており、すらすら
読み進むことができました。

著者が自身で取材した各業者の話は、具体的でわかりやすく、多少の
PR臭は気になるにせよ、参考にはなりそうです。

私が興味を惹かれたのは、第5章で紹介されていたインターネット内の
寺院「虚空山 彼岸寺」。 

シングルには直接関係ないにせよ、おもしろい試みですし、インターネットの
可能性を、再認識させられました。

その他、記載されている各情報には連絡先も記載されており、簡単な
イエローページとしても使えそうです。


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『おひとりさまの「法律」 』

 中澤まゆみ 小西輝子  法研 2008年10月     


タイトルが惜しい本ですね。

法律的なことばかり書いてあるのかと思って、今まで手にとらなかった
のですが、実用的なことにもたくさん言及してあります。

「社会のいろいろな決めごと」という意味をひとくくりにして「法律」
というタイトルにしたとのことでした。。

また、内容を見ると、読者として主な対象にしているのは、ずっとシングルの
人ではなく、どちらかというと、夫に先立たれそうな人、離婚を考えている人など、
シングルアゲインを想定している感じです。

とはいえ、後半部はシングル共通の悩みについて取り上げていますし、
事例も多く読みやすく、知識の確認という意味ではいい本だと思います。

私が、なるほどと思ったのは老人ホームについての項。

老人ホームに合わない3タイプの人として

・共同生活が苦手な人
・他人から干渉されるのが嫌いな人
・医療への依存度が高い人      が挙げられていましたが、

前2点は、多くのおひとりさまの特徴と重なるので、
シングルの人は自分に合う施設を探すのが大変そうだなというところでした。



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『単身急増社会の衝撃 』 

藤森克彦 日本経済新聞出版社  2010年5月    



著者はみずほ情報総研の研究者。

ですからこの本も、これまでに著者が著した研究レポートをもとに
上梓された、いわば研究書になろうかと思います。


主に2008年に発表された国立社会保障・人口問題研究所の統計を基に
これからの日本の人口動態がどうなるのか?単身者が増えるというのは
社会的にどういうことなのか?諸外国はどうなっているのか?
どのような対応策をとればいいのか?

そういった基礎情報がまとめられているので、単身者が増加するこれから
の日本の社会というものの知識を得るには便利な一冊です。

ただ、前出の統計資料を目にしていた人には、あまり目新しさは
ないかもしれません。

400頁弱の厚い本を1冊読むのはちょっとハードだけれど、それでも、
興味がある、という方は、みずほ総研のHPに著者のレポートが
載っていましたので、まずそれを読んでみてはいかがでしょうか。


・『単身世帯の増加と求められるセーフティネットの再構築
                ─「ひとりでも生きられる社会」に向けて─』
http://www.mizuho-ir.co.jp/publication/report/2008/saftynet0812.html

・『ひとりでも生きられる社会─未婚・単身世帯化がもたらす影響』
http://www.mizuho-ir.co.jp/publication/column/social/2007/shakai071009.html



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『 大都市のひとり暮らし高齢者と社会的孤立 』

 河合 克義 法律文化社 2009年11月  


日本はすでに人口の1/4近くを65歳以上の高齢者が占めています。

これまで問題になっていたのは、どちらかといえば地方の高齢化でしたが、
これからは都市部の高齢化が急速に進むであろうといわれています。

そんな、都市部(東京都港区&横浜市鶴見区)のひとり暮らしのお年寄りの
実態調査の報告書です。

面接で聞き取られた声や書かれた日記によって各人の生活の実態が
浮き彫りになっており、興味深いと共に、身につまされる内容でした。

通読し、改めて高齢になったときの経済的安定というものが、
いかに生活のみならず、精神的安定につながるかということも痛感させられました。


※港区での調査(1995年、2004年)については報告書にまとめられ、
 港区社会福祉協議会のホームページで閲覧できるようになっているようです。
 興味のある方はどうぞ。

 http://www.minato-cosw.net/syakyou/shiryou/shiryou.html


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『おひとりさまの防犯術─女子必携 これ一冊で泣き寝入りナシ!
 平塚俊樹  亜紀書房  2009年12月 


著者の肩書きはエピデンサー。

聞きなれない言葉ですが、日本語では「証拠調査士」と訳されることが多い
そう。トラブル予防・対応のコンサルティングをしてくれる職業とのことです。

トラブルや犯罪被害にあった依頼者のために、弁護士や警察官、裁判官を
味方につけるコツを伝授し、各分野の専門家とタッグを組んで、問題解決へと
導く、と説明されています。


役に立ちそうなので、この本に載っている防犯5か条を引用しておきますね。

1.なるべく「お金がない」ふりをしよう
2.おひとりさまでも孤独と思わせない
3.コミュニケーション上手になって味方をつくる
4.人を見る目を磨く
5.法律は万能ではない



著者の取り扱った事例がたくさん載っており、トラブルは思いがけない
ところにあるんだなと、実感できます。
また、実際にトラブルに見舞われたときの具体的な対処法も説明されて
おり、実用的な内容になっています。


気をつけているつもりでも、平穏無事な日常が続くと、防犯意識というものは
少しずつ薄れていくもの。
たまには、こんな本を読んで気を引き締めておくのも必要かなと思います。


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男おひとりさま道』

 上野千鶴子 法研 2009年11月
 
ベストセラーとなった『おひとりさまの老後』 
のあとがきに「男はどうすればよいか?知ったこっちゃない」と書いた
著者が、男性版も書いてくれというまわりの声に応じる形で上梓したもの。

とはいえ、女性にもよく読まれているようですね。
先日も電車の中でこの本を熱心に読んでいるおばさまをみかけました。


おひとりさまといえば女性をさすことが多かったのですが、今や男性シングル
も世間が無視できないほどその割合が増えてきています。

国の統計資料によれば、男性の生涯未婚率は約16%(女性は7.25%)。
さらに、人口推計によれば20年後、つまり現在の30代男性が50代に
なる頃には、中高年男性の4人にひとりがシングルになっているらしいです。


そんな、どんどん多くなる男性シングルに向け、この本の中で説かれているのは、
いかに男性特有のパワーゲームから降りるかということ。
男性が、弱者になっていく自分を認めにくいというのはよくわかりますね〜。


実用的な情報も数多く載っており、自分自身はもとより、それに先立つであろう、
親の老いにも覚悟を決めるための一冊になると思います。



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『おひとりさまのイエローページ』  
文・和泉昭子 イラスト・森下えみこ   メディアファクトリー  2009年2月 

 
30代のシングル女性に向けた実用書。

各項目につき、まずはマンガでよい例と悪い例を示し、よい例に近づく
ためにはどうしたらいいか?を文章で解説し、さらに関連のHP情報や
個人の体験談を載せています。

表紙に
「このままシングルかも…と思ったら。この本があなたを守ります!」
と書いてあるだけあって、薄くて、マンガやイラストが多く、簡単に
読めるにもかかわらず、内容は非常に充実していて本質的だ、という
印象を受けました。

シングル生活を送る上で、ベースになりそうな本です。

また、掲載されているマンガ&イラストはシングル生活をリアルに
描いて評判となっている 独りでできるもん の作者のもの。

 

このコミックも、おススメです。


 
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『おひとりさまでもだいじょうぶ』 
 吉田太一  ポプラ社 2008年10月
 

以前、この欄でもご紹介した
遺品整理屋は見た!』の著者の3作目です。

著者が提言しているのは、「孤独死」の避け方ではなく、「孤立死」の
避け方。

一人暮らしの場合(もっと言うなら、家族と同居していても)いまわの際を
ひとりで迎えるという状況は、当然ありうることだと思います。

しかし、そのまま長い間発見されずに放置されることは、単なる「孤独死」
ではなく、社会から孤立した人の死=「孤立死」なのだということ。

そして、書名の『おひとりさまでもだいじょうぶ』というのは、生きている時の
日常の不安に対してではなく、ひとり暮らしであっても、自らの存在をまわりに
知らしめておくことで「孤立死」は避けられますよ、ということのようです。

そのための方策は?というと、

ご無沙汰している友だちに電話してみることだったり、同窓会に出席して
みたり、夕食を誰かと一緒に食べたりという人付き合いに関すること。

自分の死の年齢をイメージしてみたり、やりたいことを10個書き出したり、
毎日「ありがとう」を口に出したりといった心の持ち方に関すること。

故障した電化製品はすぐに修理する、トイレをいつもきれいにしておく、
といった生活の基本に関することなど、細かなアドバイスが書かれています。


この孤独死の問題、65歳を過ぎ、晴れて高齢者の資格ができれば、
自治体のサービスもいろいろありますし、近所の人も多少は気をつけて
くれるかも知れませんが、深刻なのは40代後半〜64歳までで、仕事場
以外になんら人間関係を持たない人たちのようです。

私の周辺でも、知り合いのパートナーの弟さん(40代後半)が、職場を
リストラされ、ひとり暮らしのマンションにいたところ、持病の心臓発作で
亡くなってしまい、そのまましばらく発見されなかったといった事件がありました。

そのとき、本当に身近な問題になっているんだなぁと感じさせられました。

そういった意味で啓発的な内容ですので、どちらかといえば一人暮らしの
中年男性に読んでもらいたい本です。


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『中年シングル生活』  

関川夏央  講談社文庫 2001年8月
 

数少ない、男性の書き手によるシングル本です。


一番印象に残ったのは、あとがきにあった一文。

『ひとりで生きるのはさびしい。しかし誰かと長くいっしょに
いるのは苦しい。そういうがまんとためらいに身をまかせて
あいまいに時を費し、ただただ決断を先送りにしつづけて
こうなった。つまり、ひとり暮らしは信念などではない。
ひとり暮らしとは生活の癖にすぎない。』


若いときに離婚経験のある40代前半のシングル男性のエッセイ、
と思って読んでいたら、巻末の対談で、うそか誠か「全部小説だ」と
宣言していたので、ちょっと肩すかしを食らった感じの読後感でした。

文章も全体的にニヒリズム、というか、斜に構えた印象で、それが
いつまでも大人になりきれない「シングル」という存在をよく表しているよう
にも思えます。

「ユーモア読み物」と書かれてはいますが、そのユーモアは、決して
あっけらかんとしたものではなく、どちらかといえば自虐的なもの。

著者自身もあとがきで、

『この本は「さびしい本」ではない。しかし「たのしい本」というわけにも
いかなかった。
不幸でも幸せでもなく、同時につまらなくなくもない中年的シングル生活の
実情を、自信と痩せがまん半々にしるそうとした。


と書いています。

とはいえ、おもしろくないか?というと、文章の名手といわれる著者のこと、
そんなことはまったくなく、夏目漱石から高村光太郎、森瑶子まで、
さまざまな文壇の人々の話や映画、ドラマ等のエピソードまでがさりげなく
ちりばめられていて、非常におもしろく読めました。

知らず知らずのうちに教養も身につく、お得な1冊です。



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『セックス アンド ザ シティ』

出演:サラジェシカ・パーカー他 監督:ダーレン・スター他

販売元: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

 

今回は、「シングルの本棚」にするか「気になるメディア」にするか
迷ったのですが、DVDも出ているので、「本棚」に入れることにしました。

ご紹介するのは、昨年夏にも映画が公開され話題になった
SATC = 『セックス アンド ザ シティ』です。


私はその映画も観ていませんし、TVシリーズにも特に関心を
持っていませんでした。


それなのに、なにを今さらという感じですね。

実は、無料動画のGyaoのサイトで、
TVシリーズの1と2が視聴できたので、連休の暇に飽かせて観てみたのです。
  

これがなかなかおもしろかった。(*^_^*)

やっぱり人気のあるものは、それ相応の理由があるんですね。

そして、シングルの持つ問題にも寄り添っていると感じたので
メルマガに取り上げることにしました。


そんなのまったく知らない、という人のために概略を述べておきますね。

この作品は1998年(シーズン1)から2004年(シーズン6)にかけて
放送されたアメリカの連続テレビドラマです。

内容はラブコメディ。ニューヨークに住む30代の独身女性4人の生活を
コミカルに描いていきます。

いくつもの賞に輝き、社会現象となるくらい人気があったとのこと。


私が見たシーズン1と2の中で、特に「シングル」に関係した回を上げると、

<シーズン1>
 
Episode3  シングルでなぜ悪い!?
独身という立場が周りの人にとって微妙なモノであると再認識させられました。

Episode10  母親は究極のカルト
親子の集団の中での、シングルの居心地の悪さはよくわかります。


<シーズン2>

Episode4  すばらしき独身貴族?
「つらくてもひとりの方がいい時もある」というセリフに泣かされます。

Episode5  恋愛で人生を取り戻す!
当たり前ながら、アメリカにも孤独死の問題があるんだと再確認。



暇を見つけて、シーズン3以降もぼちぼち観てみようと思ってます。
 


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役にたたない日々』  

佐野洋子 朝日新聞出版社 2008年5月


佐野洋子さんというのは、ロングセラーになっている絵本『100万回生きたねこ』 の作者。
その人の書いた、60代後半の5年間の日記のようなエッセイ集です。

年をとっての一人暮らし。呆ける心配をしながらも友人たちと食事を楽しみ、
がんの治療をしながら韓流ドラマにはまり、子供の頃を鮮明に思い出したり…


歯に絹を着せず、さばさばと書かれた文章は、ちょっと乱暴でもあり、最初は
面食らいましたが、すぐに慣れて、逆になにか「素(す)のエネルギー」の
ようなものを感じるようになりました。
クスッと笑える部分もたくさんあります。


FPとして、読みながら頭をよぎったのは、「長生きのリスク」について。

”老後のお金が心配なら早死にするのがいい” などと、冗談で言う人は
いますが、普通はいつ死ねるかなんてわかりませんし、できるだけ長生き
したい人が多いのではないかと思います。

しかし、がんが転移して、医者から余命2年と宣告された著者はこう書くのです。

ラッキー、私は自由業で年金がないから九十まで生きたらどうしようと
セコセコ貯金をしていた。
私はその帰りにうちの近所のジャガーの代理店に行って、そこにあった
イングリッシュグリーンの車を指さして「それ下さい」と云った。
(中略)口惜しかったらお前も買え、早死にすれば買えるんだ。
私は七十で死ぬのが理想だった。神は居る。私はきっといい子だったのだ。


私は今、何の義務もない。子供は育ち上がり、母も二年前に死んだ。
どうしてもやりたい仕事があって死にきれないと思う程、私は仕事が好きではない。
2年と云われたら十数年私を苦しめたウツ病がほとんど消えた。人間は神秘だ。
人生が急に充実して来た。毎日がとても楽しくて仕方がない。
死ぬとわかるのは、自由の獲得と同じだと思う。




読み終わって元気になれるか?というと、そんな単純な感じではありません。
それでもなにやら「底力」が沸いてくる、そんな一冊でした。


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『「まだ結婚しないの?」に答える理論武装』 

 伊田広行  光文社新書 2008年7月


「やっぱり結婚するのが幸せだよ。いい人紹介してあげるよ」
「女は歳を取るほどモテなくなるから、若いうちに結婚しておかなくっちゃ」
「結婚しないと、孤独な老後が待ってるよ」
「子どもこそが女性の幸せなんだから、結婚して早く産みなよ」

といったよくありがちな質問に、なぜそうではないかといった理由が説明され、
そのあとに、「理論武装でこう言い返す!」と題して、どう反撃するかの
文例がたくさん載っています。


「理論武装」と銘打ってあるだけあって、読み始めてすぐに、
「ひゃぁ、理屈っぽいなぁ〜」と感じました。^_^;

フェミニズムに対してはシンパのつもりなんですが、知らず知らずのうちに
世間のジェンダーバイアス(※)に捕らわれていたのでしょうか?

そう思わせるほど著者は一生懸命で力いっぱいな感じ。
その熱意がビシビシ伝わってきます。

自分の考え方の枠を再度認識させられました。



20代の頃に、こんな本が出ていたらすごく助かったろうなぁというのが
読み終えた感想。

それは、「まだ結婚しないの?」と無神経に聞いてくる他人に反撃する
ためではなく、「どうしてみんなそんな簡単に結婚できるんだろう?」という
疑問を抱えていた自分自身に対する回答のひとつとして、ですけれど。


(※)ジェンダーバイアスとは
http://niben.jp/or/ryosei/gender/gender.html



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『独身王子は早く死ぬ?』 
 牛窪恵 プレジデント社 2008年6月


以前ご紹介した『「婚活」時代』、『崖っぷち高齢独身者』に続く、

結婚活動の啓蒙本(?)

特に男性独身者に向けた内容になっています。


この本のテーマは
「いまの時代、未婚と早婚と晩婚、結局はどちらが得なのか?」
ということだそうです。

著者の結論は「漠然」と「先送り」ほど”ソン”はない!

そして、結婚は「英会話」に似ているとも書いています。
いわく、

〔結婚も英会話も「出来たほうが『得』なんだろうな」と分かってはいる。
「自分の世界が広がるんだろうな」と気づいてもいる。だが、切羽詰った
状況に追い込まれなければ、あえて頑張ろうとはしない。つい仕事や
趣味を優先して、時は過ぎる。
ただ、「やっておいたほうがいいかな」と思うなら絶対に早いほうがいい。〕



私が若かったころは、まだまだ職場や近所におせっかいな人がいて、
流れに身を任せていれば自然と結婚できた時代でした。

結婚する気がなかった私にとっては、それに対処するのが、けっこう、
めんどうなことでしたが、結婚したいと思っている人にとっては、
渡りに船のありがたいことだったのでしょう。

いまや、結婚も自己責任が問われる時代。

やっぱり、結婚したいなら早めに自ら行動を起こす必要があると
いうことなのでしょうね。


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『シングルライフの老い支度-そろそろ考えたい50の準備

箕輪和秀・金子祐子・長岡美代 共著 実務教育出版 2008年9月


今回は私が共著者となっている書籍のご紹介です。

今までにもいろいろご紹介しているとおり、シングルの
リタイア後の生活に関する類書は数多く出版されていますが、
この本はFPとしてのわたくしと、行政書士&保険労務士、
介護・医療ジャーナリストの専門家3人で手分けして書いたものです。

専門家が書いたということで、年金や介護制度についても、
一歩踏み込んだ実用的なものになっています。


2006年の厚労省の調査によれば、ひとり暮らしの世帯は
世帯全体の1/4以上になっており、今後もますます増える傾向に
あります。

つまり、いまや、家族がいても将来は誰でもシングルになりうる時代。
来るべき「ひとりのセカンドライフ」をどのように乗り切ればよいのか?

そんな不安への対処法を、それぞれの分野の専門家が経済面、健康面、
生活面にわたり解説しています。

シングルだけでなく、すべての人に読んでもらいたい一冊です。

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『崖っぷち高齢独身者 30代・40代の結婚活動入門
 樋口康彦  光文社新書  2008年6月

先だって『「婚活」時代』という本をご紹介しましたが、
今回ご紹介するのは、その結婚活動の実践編になるでしょうか。

大学で教員をしている心理学のセンセイが、自らの婚活を
赤裸々に綴っています。

この本でいう、高齢独身者の定義は、38歳以上の男性と33歳
以上の女性とのこと。

彼が婚活を通じて得た教訓としてまとめているのは

1.恋愛経験値をアップさせよう
2.悲しいほど妥協せよ
3.突然切られる事態を念頭に置こう
4.お見合いパーティーは「就職面接」と心得よ
5.自分を選んでくれた人は神様だと考えよ
6.モテ幻想にご用心
7.イヤなことも軽く受け流そう
8.むやみに相手を切らないこと 「婚活」時代「婚活」時代
9.タイプでないなら、心を鬼にする
10.経歴の嘘は見過ごせない
11.欠点をさらけ出しても、相手を不安にさせるだけ
12.自分は選ぶ側か選ばれる側か?正確な認識を
13.生活のすべてを交際に捧げよう


といった事柄、とはいえ、本文を読むと、著者自身がこうした
教訓を出しておきながら、まったく矛盾だらけ。

「悲しいほど妥協せよ 」といっておきながら、やっぱりある程度
きれいでないと、交際する気にもならないとはっきり書いてあったり、
逆に「正直な人なんだなぁ」と感心するくらいです。

女性が読むと、ちょっといやな気持ちになる人が多いのではないかと
思いますが、結婚活動に本気で取り組むための起爆剤として、
手にとってみるのも一考かもしれません。


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『老後を豊かに生きる ひとり暮らし安心術』
  石川由紀  情報センター出版局  2008年8月

このメルマガにもたびたび登場してきた「単身けん」代表の石川さんの
新刊です。

以前刊行されている2冊
『ひとり住まいのゆとりハンドブック』と
なぜか誰も教えない60歳からの幸せの条件』の
リニューアル版といったところです。

長らく「単身けん」の会合で当事者から集積してきた情報は、実務的で
実際的。

私もいつも参考にさせてもらっています。


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『「婚活」時代』
 山田正弘・白河桃子 ディスカバー携書 2008年3月



「婚活」とは就職活動ならぬ、「結婚活動」のことだそうです。

著者の山田氏によれば、いまや就職活動と同じように、結婚活動を
積極的に行わなければ結婚できない時代になっているとのこと。
確かに、思い当たることが多いですね。

結婚しようと思えば誰とでも結婚できる、制約のない時代。
選択肢が多いということは、人を当てにせず自分で積極的に
選び取らなければならないということなんですね。

結婚という、私的な場面でも、自己責任と自助努力という言葉が
入り込んでくる時代なのだなぁと、しみじみ思いました。

どんなことにも、意識して戦略を立てていかなければならないとは、
私のような、ぼーっとした者にはちょっとやっかいな時代です。(^_^;)


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『今から考える終の棲み家』
 大沢久子 平凡社新書 2007年8月


下欄でご紹介した
女一人の終の棲み家さがし - 独身で老後を迎えた女性たち
と同じ著者の昨年出た新刊です。

今現在、選択できるいろいろな老後の住まいを、費用やメリット・
デメリットなどを具体的に利用者の声とともに紹介しています。

老人ホームと一口に言っても、有料老人ホームから特養ホーム、
老人保健施設、グループホーム、ケアハウスなどいろいろな種類があり
自分にはどれが合っているのか?

とりあえず、どういう違いがあるのかだけでも、前もって調べて
おかないといざという時に困りそうです。

また、自分のことより前に、親の問題も考えなければならない人に
とっても、非常によい参考書になるでしょう。

年をとってから、自分の好みの住まい方を選択するためには、
健康はもとより、やはりある程度の経済力が必要なようです。

さらに、公的年金の問題などにも、ちゃんと目を光らせておくべきですね。


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『女一人の終の棲み家さがし 

            - 独身で老後を迎えた女性たち』
 大沢久子 主婦の友社 2000年10月



著者は勉強会や老人ホーム等の見学などを通して老後の住まい方を研究する
終の棲み家を考える会」の代表だそうです。


タイトルだけの印象で、老人ホームやシニアハウスなどを紹介した本かしらと
思っていたのだすが、開いてみたら、さまざまな「終の棲み家」に暮らす、
シングルの女性のルポルタージュでした。

もちろん、ルポに付随して、いろいろな住まい方の情報も得ることができます。


「終の棲み家」といっても人それぞれ。
最終的には、落ち着くところへ落ち着くんだなぁ、というのが読後の
率直な感想です。


著者はエピローグで


老後に絶対に必要なものは、生涯、住むことのできる安定した住まいと
ある程度の収入だと実感した。

高齢になった場合はやはり年金がいかに重要かを感じた。


といっています。

やっぱり、年金は払っておきましょうね〜。


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『50歳からの満足生活』

三津田富左子 三笠書房 2000年12月


偶然にも、前回に続けて「50歳からの」とタイトルに書いてある
本を選んでしまいました。

無意識ながら、すでに私の中で50歳代という年代が視野に入って
きたからなのかもしれません。


とはいえ、この本を書いた時の著者の年齢は88歳。
1912年生まれだそうです。

50歳の時、夫が他界し、ひとり娘が嫁いだ後は、ずっとひとり暮らし
とのこと。

この本のあとにも

50歳から90歳の今も…「ひとりの時間」を楽しむ本』 2002年

60歳からのシンプル満足生活』 2006年

という2冊の本を出しています。


この本を、一読して思うのは、著者の潔さ。

加賀百万石前田家の末裔なのだそうですが、確かに武家の凛とした
ところが感じられます。

50歳で独り身になったあとは、夫の上司の紹介で事務職に就き
15年勤めきったなど、いろいろ運のいい人だなぁと思いますが、
この本にあるような考え方をしていれば、自ずと運もよくなるのかも
しれません。


老後に不安を感じている人に。

一般的・具体的な方策は書いてありませんが、なんとなく元気を分けて
もらえる一冊です。


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『50歳からのひとり天国生活術』 

松原惇子 家の光協会 2001年3月

シングルライフの実用的な情報を紹介しているということで、
以前ご紹介した同じ著者の『「ひとりの老後」はこわくない』の
前身に当たる本ではないかと感じました。


異なるのは、この本の執筆にあたり、年齢も職業も住んでいる地域も
様々な人(64人)へのアンケート調査を行ったということ。
そのため、いろいろな人の体験談が読め、けっこう参考になります。

夫に先立たれて、急にひとりになってしまった人。
両親を亡くし、天涯孤独という境遇に立たされた人。
ひとり暮らしで脳梗塞で倒れた人。
役所の手続きや電機の修理、できないと思っていたけれど、女でも
やればできるのだと開眼した人。
住んでいたアパートから、急に立ち退きを迫られた人。
夫が亡くなって小料理屋を開いた人。
ケアハウスに入居して、楽しく生活している人、などなど。

やはり、実体験から出ている言葉には重みがありますし、読んでいる
こちらも勇気づけられます。

著者は「終わりに」で

「ひとり暮らし」と聞くと、どうしても寂しさがつきまとうが、
実際の「ひとり暮らし」は想像以上に素晴らしいものであるといっていい。

ひとりのよさに目を向けて過ごすのもひとり暮らし。ひとりのマイナス面
ばかりを考えて暮らすのもひとり暮らし。だったらひとりのよさに気持ちを
集中させて暮らすほうが幸せだ。

ひとり暮らしは「贅沢な暮らし方」なのである。このことは肝に銘じて
おきたい。なんといっても24時間自由で、その時間を自分のために
全部使うことができる。これを贅沢といわないでなんと言おう。
このことに感謝したい。

といっています。

どう転んでも、これからはシングル世帯が増えていくのは目に見えています。

「ひとりは寂しい」という社会の固定概念を崩していく必要がありそうですね。



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遺品整理屋は見た!  孤独死、自殺、殺人… 

          あなたの隣の「現実にある出来事」』 

  吉田太一 扶桑社 2006年9月 


ものが溢れるこの時代、自分が亡くなったあと、遺品を形見分けできる家族や友人がいたとしても、よほど高価なものでない限りもらってはくれません。
かえって迷惑にさえなってしまうことが多いようです。

遺品整理屋とは、そういった引き取り手のない家財を部屋から運び出し、
処分し、場合によってはその部屋の清掃も行なってくれるというサービス業です。

その遺品整理業の著者が現場で見聞きし、感じたことが綴られています。


シングルには、避けて通れないであろう「孤独死」の関連で読みました。

結果、身の回りはきちんと整理しておくこと。
そして、一人で死ぬことは仕方ないとしても、なるべく早く発見されるような
手を打っておくことが重要だなと、思いました。


読んで気持ちが明るくなる、という本ではないので、誰にでも薦められる
というものではありません。

特に、気の弱い人は読まないほうがいいでしょう

もともと、著者が書いていたブログを本にしたものなので、読んでみて
より詳しく知りたいと思ったなら、ブログを訪ねたほうがいかもしれません。

  ⇒ 現実ブログ!!「現実にある出来事の紹介」
  

 
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『シングルっていいかも 女ひとりで想うこと』 
 岸本葉子編 光文社 知恵の森文庫 2006年6月 

エッセイストの岸本葉子編による、女性シングルをテーマにした
アンソロジーです。

芸人から心理学者、脚本家や小説家のエッセイに漫画家のマンガも
混じり、こころ楽しく読ませてもらいました。

軽く読めるとはいえ、読後は「女の人生」というものを想わずには
いられなくなる一冊です。

個人的には、久しぶりに森茉莉の文章を読み、人生の質というものを
あらためて考えさせられました。


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『「ひとりの老後」はこわくない』 
  海竜社  松原惇子 2007年12月 


最近、出版ラッシュが続いている「シングルの老後」の本です。

シングル女性の会を10年続けているだけあって、著者自身や
会員の経験を生かしたアドバイスは、とても実用的。

特に、新しい情報として「高齢者専用賃貸住宅(高専賃)」については、
非常に参考になりました。

「終の住処」の選択肢のひとつとして注目できそうです。

※高専賃とは、普段の生活は問題ないものの、万一倒れたときなどに
不安を持つひとり暮らしの高齢者や高齢夫婦が安心して暮らせる、
緊急時対応サービスのついたバリアフリーの賃貸住宅のこと。


 

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『独身(シングル)をしなやかに生きる心理学』
 

講談社 1998年10月 ハビエル・アマドール、
ジュディス・キールスキー著  冨田香里訳



前書きによると、この本の中心となるテーマは

「幸せなシングル生活を送ること」。

いわく、結婚への社会的プレッシャーである、時代遅れの

「社会的結婚シナリオ」によって、シングルたちはいわれのない

罪悪感をもって生活している。
そんな「社会的結婚シナリオ」の呪縛に気づき、真に自らの望むべき

人生を手に入れよう、ということのようです。

そのため、自らを探るワークや、自分や周りの人たちがどのくらい

「社会的結婚シナリオ」に影響されているかを知るための質問群

などが載っており、自分自身を見つめなおすきっかけにもなりそうです。

また、いろいろなシングルの具体例も多く述べられていて、興味深く
読みました。


著者のふたりは心理学者であるとともに、開業もしているセラピスト。

シングルというものを心理学的な切り口でとらえていて、新鮮でした。

さらに、シングルだけではなく、誰にとってもより良い人生を生きる
ための心理学的処方箋のような感じもしました。

最近、なんとなく生きづらい様な気がするあなたにオススメです。


最後に「あとがき」よりちょっと引用しておきます。

・・・・・・・・

可能性に向かってオープンでいること。
価値のあるライフスタイルはたったひとつしかない、などと
思い込まないことだ。
両親の世代では夢にも見なかったような選択肢が、今のシングル男女
には与えられている。
危険を冒す用意があるならば、あなた独自のビジョンを満足させる
ようなライフスタイルを創り上げることができる。



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『シングル―自立する女たちと王子様幻想』

ジャン=クロード・コフマン著 藤本佳子他訳 昭和堂 2006年1月



フランスのマリ・クレール誌が「シングル女性の証言」という
特集記事を載せた後に寄せられた300通の手紙を分析し、
社会学視点で書かれた本。

しばらく置きっぱなしにしてありましたが、年末にやっと手に取り
読みはじめました。^_^;

多くの女性からの手紙に、シングルであることのメリット・デメリット、
一人でいることの寂しさなどが記され、自分らしい生き方を探し、苦しみ
ながらも妥協しない女性の姿が浮かび上がります。

そしてまた、シングルは個々の問題であると同時に、実は「個人」を
尊重する時代の大きな潮流の現われでもあるということ。
だからこそ自分自身であり続けながら生活の中にパートナーを加える
ことができることができると考えることは、強い「幻想」のひとつだと
言います。 


正直なところ社会学の基礎知識もない私には、論文の翻訳は読みにく
かったです。

値段から考えても(2400円)どちらかというと研究書。
あまり一般向けでは無いようですね。


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『老後がこわい』

 

香山リカ 講談社現代新書 2006年7月     


はからずも、『おひとりさまの老後』『恐くないシングルの老後

そしてこの本と、シングルの老後問題に関する書籍を3冊続けて

ご紹介することになりました。

最近になってこういう本が次々に出版されているということは、
とりもなおさず今後、単身世帯がどんどん増加するという現実を
映しているということなのでしょうね。


著者は精神科医の香山リカ氏。
この人、私よりも年下だとずっと思っていたのですが、実は
同年生まれということがわかり、急に親近感が湧いてきました。(^^ゞ

この本が興味深いのは、自分の老後よりも先に、「親の死」と
「ペットの死」を取り上げているところ。

精神科医らしく、そういうときの喪失感をどう乗り越えるかという
ことにも多くのページを割いており、まだまだ遠い(と感じられる)
自分の老後問題に先立つ問題として、注意を喚起してくれています。


あとがきでは、『「老後問題」を考えようとすると、「心理的抵抗」
という無意識の防衛反応が生じ、思考をストップさせてしまうようなのだ』
『私は本当は自分の老後問題について「考えられない」のではなくて、
やはり「考えたくない」のではないか、ということに気づいた。これが
「心理的抵抗」だ。』と述べています。


こうした、ちょっといやなこと、心配なこと気が滅入りそうなことを
考えたくないというのは、私たちにもよくあることですね。

しかし、目をそらしていれば、それが自然に無くなってしまうというものは
それほど多くありません。

少しでも多くの情報を蓄え、いろいろな場合の選択肢を増やしておく、
といったことも、これからますます重要になるでしょう。


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『おひとりさまの老後』

上野千鶴子 法研 2007年7月     


今年7月に発行されて、9月26日時点で19万部に達している
とのこと。だいぶ売れているようですね。

上野千鶴子氏のネームバリューもさることながら、こういった
情報が求められていた、ということなのでしょう。


とはいえ、私にとっては既知の情報が多く、読みやすくはありましたが
あまり新鮮味は感じませんでした。
欲をいえば、もう一歩踏み込んだ具体例が欲しいところ。


そんななかで、「これはおもしろい」と思ったのが、『トンチン年金』
の話。

どんなものかというと
同世代の者たちで掛け金を出し合って基金とし、その運用益を
生きている人だけで分ける年金。長生きをしている人ほど年金の
受給額は増え、最後の1人はその基金全体を受け取ることになる。
17世紀にイタリア人銀行家(医師という説もある)の
ロレンツォ・トンチが考案したことからこの名がついた。
日本でも1970年代に導入が提案されたが「自分の年金が増えることを
望んで、他人の不幸を願うことになるかもしれない」と反対が出て
実現しなかった。(YAHOO辞書より抜粋)

上野氏は、仲間内でやってみようかな、などと書いているけれど、
たしかにおもしろい仕組みかもしれません。
少し調べてみようかと思います。


あとがきに『不安とは、おそれの対象がなにか、よくわからない
ときに起きる感情だ。ひとつひとつ不安の原因をとりのぞいていけば
あれもこれも、自分で解決できることがらだとわかる。』とありますが
それは本当にその通り。

まずは、自らの内なる不安に向き合ってみないとなにも始まりません。


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『恐くないシングルの老後』 

吉廣紀代子 朝日新聞社 2007年6月     

著者の吉廣氏が今から20年前に、当時20代から50代までのシングル女性を取材した『非婚時代』の続編。
(この『非婚時代』現在は文庫本になっています。)


当時インタビューした女性のうち、再会できた何人かの人のその後の話と、
新たにインタビューをお願いした人を合わせ、50歳から78歳までの人に
取材しています。

20年前、話題の中心は仕事、恋愛や結婚、出産でしたが、年月が流れ、
現在の彼女たちが抱えているのは、老後の経済面や健康面での不安です。

とはいえ、まだまだ「女性は結婚するのが当然」という時代にシングルを
通してきた人たちですから、その精神的な強さは行間からも感じ取れますし、社会的な活動をしたり、起業したりと活動的で行動力も目を見張るものがあります。

そんな強さがあれば、「恐くない シングルの老後」になるのかもしれませんが、それ以降の世代である、私のような根性のない人間には、「恐くない」とはなかなか言いにくい言葉ですね。^_^;

へなへなな精神面を、なんとかカバーできるように、経済面と健康面について周到な準備が必要だわと、改めて感じさせられた一冊でした。

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『リッチウーマン 』 

キム・キヨサキ著  白根美保子訳  筑摩書房  2007年7月     


副題は 『人からああしろこうしろと言われるのは大嫌い!という
女性のための投資入門』。


あの『金持ち父さん貧乏父さん』を書いたロバート・キヨサキのパートナー

であるキム・キヨサキが書いた本です。


「家族や会社、政府に頼らずに、経済的に自立していたい」
という点は、やはりシングルのほうが切実な問題ですよね。

とはいえ、今現在はシングルでなくても、女性のほうが平均寿命が長い
ですし、また離婚率の増加により、いずれ単身生活を余儀なくされるで
あろう女性は今後ますます増える傾向にあります。

そうなった時に、自分で自分の経済力をコントロールできていなければ、
明るい将来は望めません。


この本には、いわゆる具体的な投資のノウハウは書いてありません。
どちらかといえば、今までいろいろな言いわけを駆使して投資に二の足を
踏んでいた女性たちに、投資の必要性を説き、動機付けをして、その背中を
押すためのものです。

他の金持ち父さんシリーズと同じく「お金」に対する考え方を変える一冊。

女性向け、ということもあり、他のシリーズよりは読みやすい感じです。


また、各章の始めに引用してあるいろいろな人の言葉も示唆に富んだものが多く、
 
※例えば、
《自分自身の財布を持たない限り、女性たちはいつまでたっても自立できない。》
とか
《お金では幸せは買えない。だが、お金は、あなたが不幸である間、
 何不自由ない生活をさせてくれる。》
などなど

それだけでもちょっと得した気分です。


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『みんな、どうして結婚してゆくのだろう 』 

姫野カオルコ 集英社文庫 2000年11月


姫野カオルコという人の本を初めて読みました。

何も考えず、タイトルだけ見て「メルマガのネタになるかな」
と選びました。

たまに爆笑、たまにニヤニヤ笑い、たまに、これは言い過ぎ
なのでは…^_^;と思いながらも軽い感じで楽しく読み終えました。

読後感が、一種独特、というか不思議でした。
読んでいる時にはまったく思わなかったのに、読み終えてみると
この著者がすごい真面目な人に感じられたからです。

また、しばらく忘れていましたが、この本の中で彼女が書いて
いる「結婚というものに関する世間一般」に対する違和感等は、
確かに若い頃に私自身も感じていたものだと思い出しました。

もっと言うなら、女は結婚しなければならない、子どもを生まな
ければならない、良妻賢母でなければならないetc…といった
呪縛が、無意識にせよ子供の頃の自分の中にもあったことも
思い出させてくれたのです。


そういえば、著者と同じく、私も子供の頃の将来の夢に「お嫁さん」
なんていう選択肢は考えられなかったし…。(参考エッセイ

電子レンジの伝説の項では、ちょっと切なくさえなってしまいました。

そしてなぜか、読み終えた後「おもしろうてやがて悲しき…」という
芭蕉の句を思い出しました。 

この人の本、もう何冊か読んでみたいと思います。

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『冠婚葬祭のひみつ』

 斎藤 美奈子  岩波新書 2006年5月刊       


岩波新書とは思えない軽目の文章で、するりと読むことができました。

以前このコーナーでご紹介した『<非婚>のすすめ』にも、
結婚⇒標準世帯というスタイルは、国や企業が先導したものだ
という記述が見られましたが、この本ではもう一歩進んで、
結婚式のみならず葬儀の形態も生活様式の変化に合わせて、
結婚ビジネス及び葬儀ビジネス業者が作り上げてきたものだと
指摘しています。

結局、人はいざとなると、楽な方へ、つまりあれこれ考えなくて
も済む「世間並み」とか「お仕着せ」「人任せ」といった方向に
流れて行くようですね。

いまどきの結婚事情も解説されていて、ここしばらく結婚式に
出席していなくても、参列した時に驚かなくてすみそうです。

また、事実婚や住民票婚、結婚相手の親との養子縁組などにも
話が及んでいて、著者の目配りを感じさせます。

とはいえ、シングルに役立ちそうだと思ったのは結婚のことよりも
やはり第3章の葬儀からお墓についての項。

「人には迷惑をかけたくない」と強く思っている私たちにとっては、
この本の葬儀に関する具体的な情報は非常に参考になります。

また、自分の葬儀よりも、まず親のことが心配、という人も
多いかもしれませんね。

ともあれ、後学のためにご一読をオススメしておきます。


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『シングル−自由な女の尽きない魅力』

パトリツィア・グッチ   世界文化社  2006年7月刊 



著者はイタリアの人。
あの有名なブランド「グッチ」の4代目なんだそうです。

カップル文化圏の欧米で、ポジティブにシングルを生きるというのは
私たちの想像以上に大変なことなのでしょうね。

内容は、周りに流されず自立して、自分の価値観を大切にしましょう
といった基本的なもの。

20代後半から30代前半くらいの、まだシングルという状態に
迷いのある若い世代に向けて書かれたものでしょう。

ベテランシングルには、ちょっと物足りないかもしれません。

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『<非婚>のすすめ』

 森永卓郎   講談社現代新書  1997年1月刊 



『年収300万円時代〜』で有名な経済アナリスト森永卓郎氏の本。

刊行が1997年とちょっと古く、少子化が少し問題になり始めた頃
のものです。

経済学的にみた結婚というものの解説書でしょうか。
人生設計の選択肢のひとつとして、家族から解放されたポジティブ
シングルライフ、というものを標榜しています。
(ご本人はご結婚されていますが…)

戦中の多産奨励と同じく、戦後の核家族化(いわゆる標準世帯)は、
企業が先導したものだという話や、結婚と税金の関係など、なかなか
興味深い内容でした。

あとがきで、
『シングルライフは安定生を放棄したライフスタイルである。
 守るべき生涯の伴侶などいないのだから、明日のことを心配しても
 意味がない。』と言い切り、ラテン系の生き方をお手本にするように
書いてありますが、個人的には「それはちょっといい過ぎじゃない?」
と感じますねぇ。^_^;

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『シングル・ブルー』

唯川恵  集英社文庫   2001年7月刊 


1991年に刊行された単行本を加筆修正して文庫化したもの。

著者が20代後半のOL時代から感じ始めた、表面上はどんなに
楽しそうにしていても心の隅にある満たされない気持ち。
そんなブルーな気持ちについて語ったエッセイ。

発行年から見ると、もうすでにひと昔もふた昔も前なのですが、
内容を読むと、シングルの気持ち自体はそれほど変わっていないように
思えます。(とはいえ、私の周りには30歳前後のシングルの人は
最近いないので、実際のところはよくわかりませんが…)


つい先日、私自身が「老後の不安」について短文を書いたばかりなので、
この本の中のこんな文章に目がとまりました。



『将来の不安は、たぶんみんな平等なのです。結婚していようが、
やりがいのある仕事を持っていようが、これだけは誰もが抱いて
いるのでしょう。
なのに、やけに自分だけが不幸になりそうな気がして。

オートバイの講習に行ったとき聞いた話ですが、行きたくない
ところでも、そっちを見ていると、ついそっちに行ってしまうもの
なんだそうです。
これは車でも、自転車でも、スキーでも何でもそうみたいです。

だったら、あまり悲観的に考えるのはやめましょう。
そっちに自然と足が向いてしまうことになったら困りますから。
人生、「何とかなる」と太っ腹に生きる事も大切です。
太っ腹に生きた方が勝ちのような気もします。

悲観的に生きたからって、生き方が変わるわけじゃありません。
だったら、もっと肩の力を抜いて、楽しみながら生きる方を
選びませんか。』



「将来の不安」同様「ブルーな気持ち」は、シングルであろうと、
なかろうと、年齢にかかわらず、生きている限り、折に触れ出てくる
でしょう。

私は他のいろいろな感情と同様に、自分の人生の伴走者だと思って、
目を逸らすことなく付き合って行きたいと思っています。

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独身王子に聞け! 

 − 30代・40代独身男性のこだわり消費を読む』 

    牛窪恵  日本経済新聞社  2006年2月刊  

 以前、ご紹介した『男が知らない「おひとりさま」 マーケット』に続く

牛窪氏のシングルマーケティング本の第2弾。

今回は男性シングルをターゲットにしてます。

 

 読み終えてまず感じたのは「男の人っていつまでも子供なのね〜」と いうこと。 

男性の場合、何をするにもまずはイメージが先に立つのですね。 

 

女性たちは、きっともっと現実的な人が多いはず。 

だからこそうまくいくのだ、と考えるべきか、だからミスマッチが 

増えているのだと思うべきか?

 

 取材数も多いし丁寧で、時代背景もよくわかり、読みやすいので、

 マーケティング本というだけでなく、単なる読み物としても楽しめます。

 

 今あなたに、ちょっと気になる ”独身王子 ”がいるのなら、彼の傾向をリサーチするためにも一読をおススメします。

 

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『その人、独身?』

 酒井順子 講談社 2005年6月刊 


ご存知、『負け犬の遠吠え』で一世を風靡した酒井順子氏のエッセイ集。

「その人、独身?」とは、30代独身女性が会話の中で言わずにはいられない
フレーズだということです。

確かにこの言葉、30代のときはよく聞いたような気がします。


『負け犬の遠吠え』が負け犬発生の原因や特徴についての総論であり、
こちらの本は、いわば各論であり実戦編及び『負け犬』の後日談である。
とご本人は後書きで述べています。

1本ずつが短く、おもしろおかしくさらりと読めてしまうのですが、なんとなく
切り口が『負け犬』の時より鈍い、あるいは遠慮がちだと感じてしまうのは、
エッセイの発表場所が、世のお父さんの雑誌である「週刊現代」での連載だ
ということが関係しているのでしょうか。

なにか軽い読み物が欲しい時に、適当かなと思いました。

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シングルの本棚 『独身術』画像 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

独身術−独身力を高めるお金と生活の技術

 上野やすみ 日科技連出版社 2005年9月刊 

上野氏はキャリアカウンセラーの資格も持ち、またシングル問題にも
詳しいFPなので、この本の内容も多岐にわたり、一読すればシングル
にはどんな問題があり、どういった解決策があるか、とりあえず一通り
知ることができます。

逆に言えば、このページ数(約220頁)でシングルの持つ問題の
ほとんどを盛り込んだため、どの項目に関しても表面的な説明に
なっているような印象を受けてしまいますが…。

しかし、問題さえはっきりさせれば、それ以上に必要な部分は、自分で
より詳しく調べていけばいいのですから、これはこれでOKでしょう。

著者のスタンスが非常にポジティブなので、けっこう元気づけられます。


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シングルの本棚『結婚がこわい』画像 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

結婚がこわい

香山リカ 講談社 2005年3月刊 

この本の結論は
”「結婚」を「足かせ」からはずし、私たちだけの手に取り戻そう”
ということだと、あとがきに書いてありました。

「足かせ」とは結婚問題を難しくしているもののことで、この本では
自分・親・女どうし・国策が取り上げられています。

印象的だったのはこの一文。

”いまや若い世代の多くにとって、結婚は夢でも希望でもなく「脅し」に
なっている。”

結婚が怖くなってしまったのは、いつからなんでしょうね。

私が、気味が悪いと思うのはやはり香山さんと同じく、個人の問題である
はずの結婚問題に、国や社会が口を出してくるということですね。

結婚はあくまで、個人の選択の自由だと思いますが、あまりにも複雑に
なってしまっているので、一度「足かせ」を取り払ってシンプルに
考えてみるのもいいのかもしれません。

結婚に限らず「損をしたくない」という気持ちが強すぎると行動できなく
なるので、そこらへんのバランス感覚も必要なのかしら。

論理的で読みやすい本でした。


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女たちの単独飛行―中年シングルをどう生きるか

キャロル・M. アンダーソン、スーザン スチュアート、平野 和子 (訳)
新曜社 2004年10月


 
1994年アメリカで出版された本の翻訳です。

いろいろなメディアに現れる、どこか欠陥のある、うちひしがれ孤独な、
満たされないシングル女性という否定的なイメージ。

しかし、実際のシングル女性は似ても似つかぬものであり、そんな
ネガティブなイメージは大衆文化がでっち上げたものであるという考えから、
シングルという生き方を「単独飛行」になぞらえて、その実際の生き方を
分析しながら紹介していきます。


アメリカの話ではありますが、「結婚をして子供を生む」ということが
女性の究極の「夢」であると社会的に植えつけられてきた女性にとって、
シングルで生きるということに不安を感じるのは、日本でも同じですね。

「幸せに生きているシングル」というロールモデルがもっと輩出されること
を望んでやみません。


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死後まで安心ひとり暮らし達人術 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


『死後まで安心 ひとり暮らし達人術』

吉廣紀代子  三省堂 2004年9月



この本は読者のかずさんが推薦してくれました。
(かずさんのブログはこちら http://plaza.rakuten.co.jp/rhino/ )

よりよいシングルライフには、お金よりもまずは情報のほうが重要です。

その点、この本はいろいろな金融商品の説明から、掃除や料理のコツ、
ペットの話から、葬儀の生前予約まで、細かいところから重要な事柄まで
非常に広範囲な情報を集めたひとり暮らしのためのガイドブックです。

シングルライフに不安を感じている方に、一読をお薦めします。
やっぱり「知」は「力」なんですよね。


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ひとり暮らし安心手帖―書き込み式

松原 惇子  NTT出版  2002年12月



実用的な1冊。

シングルライフ講座【災害時の資産管理】の項でも書いたとおり、
資産等のリストアップは大切なこと。
基本的なところはこの本を使ってもいいかもしれません。


松原氏のエッセイと便利な知識の提供を目的としたアドバイス、自分の情報を
書き込めるノート部分、そして情報クリップの4部から成っています。

ただ、自分の情報はここに書き込んであると誰かに伝えておかずに、
他の本と一緒に本棚に並べていては、もしも自分が死んだ時も、そのまま
気づかれずに終わってしまうような気もしますが…。

重要なことを書き込んだなら、その旨表紙にメモでも貼り付けて、例えば
通帳などと一緒に保管しておくほうがいいでしょう。

遺言を作るなら下書き用として使うのもいいかも。


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わたしのひとり暮らし手帖 安心・快適・健康な毎日にする52のコツ

岸本葉子 大和書房   2003年9月 


エッセイスト岸本葉子氏のひとり暮らしのコツ。
やはり、自分なりのルールを作る、というのが重要なポイントですね。

健康問題、特に入院時の体験に一章を割いているのが、若者向きの
一人暮らし読本とは異なり、40代の筆者らしいと思いました。

ひとり暮らしは大変だけど楽しいこと。
著者の言う『物事を自分で決めて、自分で責任を持つ。「私」を
マネジメントしていく張り合い』が感じられた1冊です。

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『ひとり家族』 

文春文庫  松原 惇子 1999年4月 


シングル関係の著作が多い松原惇子氏の1冊。
単行本は1993年に出ていますが、これはその文庫本版です。

12年前の著作ですが、シングルに対する世間の本質的な見かたは
変わっていないかも?と改めて思わされました。

ますますシングルが増えてくる時代、本書にあるように
『「家族単位」から「個人単位」の社会へ』と変わっていくことを
切に願いたくなります。

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ひとり暮らし名人のしあわせ術    

阿部 絢子, 吉沢 久子 講談社SOPHIA BOOKS  2002年3月
 

50代の阿部氏、80代の吉沢氏というひとり暮らしの大先輩による
対談集です。

ほんのちよっとした生活のヒントから、日々の気持ちの持ち方、人生観まで、
参考になることがたくさん書かれています。

あとがきで阿部氏が
『これまでのひとり暮らしについては「さみしい」「惨め」「味気ない」
「わびしい」「不幸せ」などの言葉でいい表されてきたが、一生懸命に
ひとり暮らしをしている人たちの代表選手として、いわせてもらえるなら、
負け惜しみなどではなく、そばから見ているより、はるかに楽しく、
気兼ねなく、のんびりと、豊かで幸せ感にあふれた暮らしなのである。』
と書いていますが、
本書に書かれているような気持ちの持ち方、人生観を持っていれば、
生活形態はどうあれ、たしかに豊かで幸せ感にあふれた人生を送れるだろうと
感じました。


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たった一人の老い支度 実践編』 

岡田信子 新潮文庫 2002年8月


執筆時60代の著者の生活実体験から書かれた実用エッセイです。

ひとり暮らしで歳をとるということがどういうことなのか?
その体験がリアルに迫ってきます。

それでも彼女は常にユーモアを忘れず、また「たしかに一旦緩急
あれば誰かと暮らしているほうが安心で便利に違いない。けれども
その安心料は一人暮らしの不便料より高くつくかもしれない」
と言い切ります。

現代は誰でもが一人暮らしになりうる時代。シングルのみならず
多くの人に読んでもらいたい本です。

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オニババ化する女たち』

三砂ちづる 光文社新書 2004年9月


副題は『女性の身体性を取り戻す』。

友人が「あたしたち、負け犬の次はオニババなんだってさ」と軽口をたたき
ながら貸してくれました。

ベストセラーで、気になってはいたのですが、タイトルの印象から「読んで、
いやな気持ちになったらたまらんなぁ」と少々手に取るのをためらっていた
のです。 でも、せっかく貸してもらった以上はと、読んでみました。

途中、「それはちょっと極端なのでは…?(@_@;)」と思う部分もけっこう
ありましたが、あとがきを読みながら、ちょっと感動している自分を発見。

アマゾンのレビューを見に行ったら、賛否両論ですね。
確かに、この世の中にはいろいろな人がいるにもかかわらず、極端な言葉が多く、
切り捨てられたように感じてしまう人もいるでしょうし、その人の読み方に
よっていろいろに取れる本なのでしょう。

しかし、私は結局、この著者が言いたいのは、「自分の身体にきちんと向き合って、
自分を大切にしよう。そして人を受け止められる存在になろう」ということだと
前向きに解釈しました。

望むらくは、『負け犬の遠吠え』のときのようにタイトルだけが一人歩きしません
ように…。(もう遅いかも?)

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今日から1年以内に

ベスト・パートナーと結婚する13の方法
 

アギー・ジョーダン 著  ハーディング 祥子 訳  春秋社  2001年12月刊


タイトルからして、「いかにも」で、メルマガの”ネタ ”としてで
なければ手にとることもなかったと思います。

ところが、私がタイトルから感じた「結婚にたどり着くための
手練手管」的な印象は、実際に読み始めて、いい意味で裏切られました。

この本は「結婚」を素材とした、目標設定と達成のための本です。
その上、よりよいパートナーシップとはどういうものか、その構築方法
までわかるように書かれています。


それもそのはず、著者の経歴を見るに「大企業の経営トップに計画策定、
目標設定とその達成方法を指南していた経営コンサルタント」とあり
ました。そのビジネス手法を結婚問題に応用して結婚計画セミナーも
開催しているようです。


キャリアを積んだ女性らしく、是が非でも結婚を…、と主張しているわけ
ではなく、

「結婚という形式に疑問を感じている人は数多くいます。
(中略)結婚を望まない人たちに、結婚を無理強いするつもりは毛頭あり
ません。価値がないと思うなら、しないことです。結婚を神聖な結びつき
だと思えないなら足を踏み入れるべきではありません。」

「結婚する理由は人それぞれです。でも100パーセントの自主性を望む
なら、結婚はしないことです。」
 
と、本人の自主的な選択権を尊重しています。


多少、日本の事情とそぐわない所もありますが、あなたが現在、結婚したいと
望んでいるなら、いろいろなことを改めて考えるためのよい参考書になると
思います。

彼に読ませてみるのも、一案かも?

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恋愛&結婚出会いのバイブル 本モノの「王子様」の見つけ方 

大安吉日 アーク出版  2004年3月刊 


本書で使われている「王子サマ」という単語のイメージが私の中で
定まらず、最初はちょっと戸惑いましたが、「王子サマ」イコール
「最高のパートナー」ということである、と確定させてからはなんとか
抵抗なく読み進むことができました。

前半は成功哲学本の恋愛版?
「幸せな結婚」を成功とするなら、基本的にはビジネスと考え方は同じ
なんですね。

つまり、まずは「行動する」ということです。

後半は出会いのための具体的ノウハウが満載。
結婚相談所・お見合い・ 出会いパーティー・ 出会い系サイトまで、
なかなか体験しないとわからない情報を得ることができるでしょう。

ちまたの成功哲学本にありがちな、「本気で願えば必ずかなう!」等の
客観的裏づけのない主張が少々気になりますが、著者の基本的スタンス
には好感が持てます。

あなたが、確信的シングルでないならば、けっこう使える一冊だと
思います。


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大独身』 

清水ちなみ監修 扶桑社  2004年8月刊


「大失恋」等で有名な清水ちなみとOL委員会の「女の一生」
シリーズの新刊。
アンケートとデータ、そして体験談で構成されています。

確かに「OL委員会メンバー」のリアルな声が満載。
みんな頑張っているんだよねー、という感じ。

「独身」と括ってしまっていても、あたり前の事ながらみんな
それぞれ、楽天的な人から、ずいぶん悲観的な人までいろいろです。

ジャンボ宝くじを心の支え(?)にしている人が何人かいて、
そういえば、私も以前はよく買っていたと思い出しました。


なんにしても、生まれてきた以上は人生を楽しみましょうね。

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なぜか誰も教えない60歳からの幸せの条件
           ―「家族」にも「蓄え」にも頼らない日常術
』 

   石川 由紀  情報センター出版局   2004年9月

著者の石川氏はいわゆるシングルハラスメントを検証する団体「単身けん
(ひとりで生きるために、単身者の生活権を検証する会)」の代表者です。

この本は1997年に刊行された『ひとり住まいのゆとりライフハンド
ブック』のいわば続編。

実際の生活の細かいところにまで手が届く、さまざまなアイデアが紹介
されており、非常に実用的な本です。

タイトルからもシニア向け、と思われがちですが、もしあなたが「確信的
シングル」もしくは「このままずっとシングルかも…」 と思っているなら、
ぜひ読んでおいてほしい一冊です。


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ブリジットジョーンズの日記

ブリジットジョーンズの日記DVD

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ブリジット・ジョーンズの日記 

 

ヘレン フィールディング/亀井 よし子 (訳) 

ソニーマガジンズ  2001年8月



シングル関係の本にたびたび書名が現れていたし、「シングル女性の
バイブル」というコピーもどこかで目にしたので読んでみました。

正直なところ、前半部はなかなか主人公ブリジットに感情移入できず、
ページが進みませんでしたが、後半に入り、話が動き出してやっと
おもしろくなってきました。

ブリジットの周りの「流行り物」の中に禅や風水まで出てきて、興味深く
思いましたし、作者の少々辛辣な風刺もスパイスになっています。

シングルにありがちな悩みや状況が多く出てきて、確かに都会に生きる
シングルにとってリアル、な小説なのかもしれません。

出版当時、映画も作られたほどの人気だったのですね。
DVDも出ているようなので、機会があればそちらも観てみようと思います。


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シングルという生き方 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

シングルという生き方 

カルメン・アルボルク  細田晴子訳  水声社 2001年12月刊


著者のカルメン・アルボルクという人は文化大臣も務めたスペインの
国会議員。写真をみる限り、けっこう素敵な人です。

フェミニズム関係の本、しかも翻訳なので、この手の本を読みつけて
ない人にはちょっと読みづらいかもしれません。

特に前半は、欧米の女性史に絡めて論説を進めていくので、興味が
ないとちょっと退屈、あやうく途中で投げ出しそうになりましたが、
文中いろいろ出てくる先達の力強い言葉に励まされながら読み進みました。 

読み終われば、なぜかしら爽快な読後感。
「凛」として生きていきたい人にお薦めします。

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元気になる幸せマンション購入術

小島ひろ美 アスコム 2003年8月刊

著者の小島ひろ美氏は
「女性のための快適住まいづくり研究会」 を主催している人。

いわばシングル女性向マンションのエキスパートというところでしょうか。

内容も非常にわかりやすく、初心者向きに書かれています。
【シングルライフ講座】でもいろいろ参考にさせてもらいました。

ただ、やはり上記研究会において各不動産会社とのつながりがある
ようなので、基本的に「買いましょう!」というスタンスに立っています。

買うか買わないか迷っている人には適当ではないかも。

くろまるも一度この研究会のマンション購入講座に出たことがありますが、
商売うまいなぁと思いました。(秀逸なビジネスモデルだと言う意味です。)

購入すると決心している人に、お薦めします。
 

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新・シングルライフ

海老坂武 集英社 2000年5月刊

986年に出された『シングル・ライフ―女と男の解放学』から
14年後に出された、いわば続編。

「シングル」の定義から、「独ハラ」(独身者ハラスメント)への
対処法、シングルライフの核心である「自由」を守るための戦略
そして、現在のシングルの置かれている社会的状況まで、
さすがにシングルライフの第一人者といわれるだけあって、ユーモアも
交え、わかりやすく読みやすく書かれています。

ただ、シングル最大の問題である老年期について、この時点では
著者自身も解決策を見出せないらしく、文章もちょっと歯切れが悪く
なってしまっていますね。

「独ハラ」への防衛策として、こんな言葉も紹介されていました。

『ミルクがたやすく手に入るときに、どうして牛を飼う必要があるの
でしょう?』(S・スミス)

使ってみますか?


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シングル女性のらくちんマネーライフ 

武田浩美 日本法令 2003年4月刊


本書でモデルケースになっている「田中尚子」さんは、昭和41年生まれ
年収480万円で賃貸マンションで一人暮らしをしている会社員です。

ですから、この尚子さんと同年代、同じようなライフスタイルの人には
とても参考になる1冊だと思います。

著者が現役のファイナンシャルプランナーだということもあり、
尚子さんの現状把握から、各種の見直し、将来のプラン作成と、通常の
FP相談の手順によって本も構成されており、実際のFP相談と
ライフプラン作成の流れをなんとなく知ることもできます。

ただ、発行が昨年(2003年)なので、今年改正された年金法等には
間に合っていません。

マネー本は、最新のものを選ぶことが必須なのですが、それでもこの本は
全体的にわかりやすく、全体の考え方も参考になるので取り上げてみました。


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シングル女性の都市空間 

若林芳樹・神谷浩夫・木下禮子・由井義通・矢野桂司 編著  
大明堂 2002年3月刊

文部科学省の補助金を受けて研究・刊行された学術書です。
普通の本屋さんでは手に入りにくいかも?
Amazonでも現在在庫切れでした。

地理学の専門的な部分はよくわかりませんので、全体をざっと斜め読み
してから、興味のある部分だけ拾い読みしました。

単身世帯のシングル女性は東京区部の中でも西南部(目黒、太田、世田谷、渋谷、中野、杉並の6区)に多く住んでいるとか、就業率や、所得額による居住地域の分布であるとか、マスコミで報じられるような現象をデータ分析
により裏付けし、検証していきます。

もっとも目を引かれたのは、東京近郊でもっとも女性のひとり暮らしの
割合が高いという場所。(本書内のコラムでも触れられています。)

それは都心から遠く離れた神奈川県箱根町でした。
つまり、宿の仲居さんとして住み込みで働いているということ。

なんだかいろいろ想像させられて、厳しい現実を見せられたような
気がしました。
 

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OL定年物語 

松原惇子 PHP研究所 1994年2月刊 


定年を迎えたOL、ではなく定年も視野に入ってきた40代半ばの
OL(この語もだいぶ死語に近づいてきていますが)をモデルにした
小説です。

働く女性の増加とともに、定年を迎える方も増えてきましたね。
そのうち、女性でも定年まで働くというのはあたり前のことに
なると思います。
なんにしても、長く勤め上げるというのは大変なことですね。


くろまるは昨年、定年退職される職場の先輩(女性)の送別会に
出席して、その在職年数の長さ(38年!)に、ご本人以上に感慨を
抱いてしまいました。

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結婚の条件

小倉千加子 朝日新聞社 2003年11月刊 

以前ご紹介した『負け犬の遠吠え』と同時期の刊行ゆえか、
2冊セットで語られることが多かった本。

最初評論集かと思って読み進んでいたら、エッセイ集だったのですね。

女性にとって「結婚」は究極のビジネスだということらしいです。
しかし、ビジネスとしてはリスクが大き過ぎやしませんか…。

そういう意味ではずいぶん前に読んだ、山田昌弘(パラサイトシングル
という語の発案者)の『家族というリスク』に通じるものを感じました。

なかなか結婚率を上げるのは難しそうですね。


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ひとりで暮らす ひとりで生きる

上坂冬子 講談社α文庫 1993年9月刊  

ノンフィクション作家上坂冬子氏のシングルライフに関するエッセイ集。

あとがきに、結婚祝の色紙に胸の奥の人生観をと頼まれて、ついうっかり
「あてになるのは 自分だけ」と書いてしまったという失敗談が披露されて
いますが、「個」を生きてきた著者の面目躍如というところでしょうか。

文庫版は1993年の発行、それに先立つ単行本は1991年の刊行と
いうことですが、今読んでみてもそれほど時代の相違は感じられません。

本文中の、『老若男女を問わず通用する幸せの条件とは、自分の納得いく
人生を思うままに選択できることであろう。そのためには、いつでも
どこでも珍重される実力が前提条件になる。』という一文に深く頷いて
しまったくろまるでした。


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ひとりで生きるためのポジティブ・シンキング』 

 

ベラ ペイファー / 藤野 邦夫 訳 

                    講談社プラスアルファ文庫    2001年11月刊
    

発行が2001年、今ではほとんど誰も言わなくなった「ポジティブ
シンキング」全盛期?ということも関係があるのか、読んでいて何となく
違和感を覚えました。

まず、頭からシングルの人はネガティブで、世をはかなんでいるという
前提で書かれているようです。「ポジティブシンキング」を標榜して
いながら、これではなんだか逆効果では?
それでも別離の乗り切り方等、なかなか参考になることもありました。

妙な違和感を抱えながら最後まで読み進み、あとがきまできて、
はたと膝を打ったのは、著者が『この本はもちろん、シングルの男性にも
女性にも通用するが、このなかでわたしが「あなた」とよぶのは、原則
として男性のつもりである』と書いていたからです。

つまり、男性向けってことね。

以前このコーナーで取り上げた「ひとり暮らしの人生設計」のなかにも
同じシングルでも男性と女性ではずいぶん違うように書いてありましたが
男性向けの本書は、私たち女性にはすでにわかりきったようなことを

懇切丁寧に説いていきます。

「シングル」という状態に違和感や後ろめたさ(つまりネガティブな
イメージ)を持つ人なら、一度読んでみてもいいかもしれません。

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男が知らない「おひとりさま」マーケット

 牛窪恵/おひとりさま向上委員会  日本経済新聞社 2004年4月刊   

うちのメルマガ☆これで安心!Happyシングルライフ」13号の

気になるメディアでもちょっとご紹介した、ジャーナリストの

故岩下久美子さんの提唱した「おひとりさま」という考え方。


この「おひとりさま」を潜在マーケットとしてとらえ、彼女たちの取材を
通して、彼女たちの実態や、彼女たちの心をとらえる商品・サービスづくり
のヒントを提供している、いわばマーケティング本です。

とはいえ、四角四面の仕事本ではなく、いろいろな「おひとりさま」の
具体的な生活も紹介してあり、非常に興味深く、おもしろく読むことが
できました。

また、今後のくろまるの仕事上でも参考になる記載が多く、1500円という
価格にお得感を持ちました。



この本の元となった故岩下久美子さんの単行本
「おひとりさま」(中央公論社)は、現在絶版となっていますが、まだ出版年次がそれほど古くないので、
アマゾンの中古本市場やブックオフ等でも比較的簡単に手に入れられる
ようですし、公共の図書館等にも備えてあることが多いと思います。

ご一読をおすすめします。

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40歳で遺言状を書く!

 福沢恵子  オレンジページ  2004年4月刊

「遺言状」と聞いて眉をひそめる人がいらっしゃるかもしれませんね。
「まだまだ早いわ」と考える方が大半でしょうか。
でもやはり、家族のいる人よりは、一人暮らしの人のほうがやはり関心度
そしては必要度は高いものなのでしょうね。

ちなみにくろまるは遺言状は誰にとっても必要なものだと考えています。


著者の主張は「遺された人ではなく自分のための遺言状」です。

遺言状を書く前に、自分の人生や生き方を整理してみることを提案していますが、これはとりもなおさず「自分自身の棚卸」。
現在の年齢に関係なく、なにか思い悩むことがある人、自分を探しあぐねている人にお勧めしたい内容です。

そのためのワークシート(「人生の残り時間があと1日だったら、何をする?」
「自分が大切にしたいこと」等)も用意されており、実用的な1冊です。

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王子さまを40歳まで待ってみた

 催馬楽つゆ子  ソニーマガジンズ 2004年2月刊

ルポルタージュと謳ってありますが、短編小説集のような感覚で読みました。

登場人物のほとんどが、どこかしら不器用で、なんとなく哀しく、
読んでスッキリするといった内容ではありませんでした。

それはとりもなおさず、”現実 ”というものがそういうものだから
なのかもしれませんね。
今現在、恋愛に悩んでいる人には参考になるのかも?

ところで、この本に載っている国のデータによれば、2000年の40代男女の
未婚率は47.9%!!

この数字はくろまるの想像をはるかに超えていました。

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オトナの女のマネーBOOK

にちぶんMOOK 日本文芸社  2004年4月刊

シングル関係の本のご紹介というよりは、お金の入門本の紹介、
加えて私事のお知らせになってしまいます。 (^^ゞ

くろまるは上記ムック本にコメントを提供いたしました。
(掲載場所は82頁、負け犬の経済学の項)

上記でもご紹介した酒井淳子著『負け犬の遠吠え』がベストセラーに
なったおかげで、にわかにシングルが注目されはじめ、サイト上で
FPとして「シングルライフサポート」を看板に掲げている私の
ところにも、ぽつぽつ取材依頼が来るようになったのです。

有名人のインタビューから経済占いまで内容は盛りだくさん。
初心者向けにわかりやすく書かれていて、一通り読めば、お金の基礎は
身につけられるのではと思います。

といっても、このページ数(112頁)で具体的な、例えば細かな運用方法
といったことまで盛り込むのは無理な話。
あくまでも「入門編」として読んでいただきたいムックです。

しかし、「経済コンシャスな女性」って言葉は初めて聞きましたねぇ。

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ひとり暮らしの人生設計・イメージ

 

ひとり暮らし」の人生設計

 

岸本葉子・横田濱夫  新潮OH文庫  2000年12月刊

岸本葉子と横田濱夫、ふたりシングル生活者の往復書簡という形態で
まとめられた本です。

さすがに人気のエッセイストが書いているだけに読みやすく、楽しく
読み終えることができました。

岸本氏と同じく、わたしも他の女性シングルの生活はなんとなく
想像できますが、男性のシングル生活ってよくわからなかった(というか
考えたことない)ので、横田氏の生活ぶりは参考に(何の?)なりました。

シングルが遭遇しそうな問題は、だいたいさらってあるので軽いノリの
読み物の割には、ヒントになることが多いです。

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負け犬の遠吠え・イメージ
負け犬の遠吠え』 

酒井順子   講談社  2003年10月刊


酒井順子のエッセイは結構好きだったので、以前にも
『たのしいわるくち』等、何冊か読んでいます。

鋭い観察をユーモアに包んで表現する、相変わらずの穿った物言いに
ニヤニヤしながら読み終えました。


この「負け犬」という言葉があまりにセンセーショナルだったので
言葉だけが勝手に一人歩きしている感がありますね。

本のタイトルとしては大成功でしょう。
この言葉に過敏に反応して、読んでいないのに、なにか怒っている
人も多いようですが。

ユーモアたっぷりの読みやすいエッセイでさらりと読めてしまいますが、
内容はとても深いと思います。
読み手によっていろいろな問題提起に気づかされるようで、ベストセラーに
なったこと、また各所で負け犬論争が起こっているのもうなずけます。

”人生という長い長−い暇な時間を、どのように使おうとも差別されない
世の中を望む私。”(本文より)
 
結局、勝ち負けはイコール幸・不幸ではありえず、どうでもいいように

思えました。

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シングル化する日本・イメージ
シングル化する日本 

伊田広行  洋泉社 2003年4月刊

著者の伊田広行は大阪経済大学の助教授で
ジェンダー論では、けっこう有名な方らしいです。

従来の ”父親と母親と子供2人”のモデル世帯だけ想定していれば
いい時代ではなく、家族関係が多様化した現在においては「個」を
大切にした視点で枠組みを変えていく必要がある。
「個」を大切にするということは、家族を否定するものではないが、
基本単位を「家族」におくのではなく、個人がきちんと「個」として
自立した上で、家族を作るという関係が大切である。

といった主張は、当サイトのスタンスとも重なる部分が多く
客観的データも多く載せられており、参考になりました。

”シングル単位”の発想を皆が持つようになれば、
いま巷で話題になっている「負け犬論争」なんかもなくなるのでは?

関係ない話ですが、参考文献欄に美輪明宏著『強く生きるために』が
入っていたので、少しだけ著者に親近感を抱いてしまいました。(笑)

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