『独身女性向け住宅ローン好調』 (産経新聞 2004年12月27日)


【見出し】
独身女性向け住宅ローン好調 金利優遇、保険付き 特典サービスも加速

【リード】
単身女性向けの住宅ローンが好調だ。老後のため、月々の家賃を払うより
長期ローンを組んで住宅を買いたいという働く女性が増加。新規の貸出先を
探していた金融機関のニーズと合致した。
都市部を中心に単身者用の物件供給が増えたことも追い風になっている。

【記事】
昨年4月に販売を始めた中央三井信託銀行の「エグゼリーナ」は、
勤続3年、税込み年収300万円以上の女性が利用できる。
医療補償付きで、出産時などには優遇金利も適用になる。
今年11月末までの取扱件数は約350件、融資残高は70億円を突破した。

西京銀行(山口県周南市)は10月から「フェミストリー」の取り扱いに
着手。将来出産したら一年間は0・2%、託児所の利用で0・1%など
金利の優遇措置を設けた。
不法侵入や火災などの被害に遭えば最高100万円の見舞金が出る。

八千代銀行(東京都新宿区)の「プリンセス」は、損害保険会社と提携して
住宅関連修理の出張サービスが受けられ、出産・育児休暇中には元金返済を
最長1年間据え置ける。

武蔵野銀行(さいたま市)の「輝家姫(かぐやひめ)」は、失業の憂き目を
見たら保険が下りる。

かつて若い女性が自分で住宅を買うのは難しかった。
一般的に女性は男性より所得が低く、勤続年数も少なかったから、20年以上
も返済が必要な住宅ローンを組むのは難しいと金融機関が判断したためだ。

だが、晩婚化など社会構造の変化とともに、キャリアを積む女性が増加。
活動的で自由に使えるお金が豊富な単身女性はいまや日本の消費行動を
支える大きな存在だ。

通勤が楽で休日も買い物などが便利な都市部なら、月々の家賃を払うより
購入したいと考える単身女性は少なくない。「老後もひとりでも、住む所が
あれば大丈夫」という心理もある。

長く続いた不況で法人向けの貸し出しが低迷し、個人の新規開拓先を模索
していた金融機関にとっても単身女性は救世主だ。通常の住宅ローンより
年収や勤続年数の申し込み基準を緩くして、優遇金利や所得補償、病気に
備えた保険など、働く女性を応援する特典を盛んに売り込んでいる。

リストラの一環で、企業が都市部の社宅やオフィスなどの保有不動産を
次々に手放したことも単身者用住宅ローンの販売に拍車をかけた。
家族向けマンションに再開発するのは難しいが、広さ30−50平方mの
1−2LDKなら、ある程度戸数がまとまったマンションが建てられる。

需要側と供給側のニーズが一致した女性向け住宅ローン市場は今後も伸びる
可能性が高い。特典など利用者へのサービス合戦が過熱しそうだ。

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こつこつとキャリアを積んで、ある程度の年収を稼いでいる女性は
少なくないので、こういった銀行ローンの登場は当然のことかと思います。

この住宅ローンの他にも、西京銀行では首都圏女性専用ローンとして
MBA取得や英会話の上達などを目指す20歳以上、年収200万円以上
の女性向けに資格取得用の「キャリアアップローン・イマデス」を出して
います。

目標達成のために上手に借金をする、というのもこれから必要なスキル
なのかもしれませんね。

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